090109MT_PM_うさぎのマシュマロ

ウサギの絵本と聞いて皆さんは誰の絵本を思い浮かべますか？
ビアトリクス・ポターの「ピーターラビット」、ディック・ブルーナの「ミッフイ」どのウサギ達も個性的で可愛くて大好きなのですが、今回紹介するのは
クレア・ターレ・ニューベリーの描いた「うさぎのマシュマロ」という写実的な絵本です。

ストーリーは飼い猫のオリバーが初めて他の生き物の子うさぎのマシュマロに出会って仲良くなるまでのもの。
作者の生き物に対する愛情が文からも絵からも伝わってきます。

特に子うさぎの質感は、素朴なタッチと最小限の色彩で描かれているのにも関わらず、温もりさえ感じられ、アメリカで毎年優れた絵本に贈られるコルデコット・オナー賞を４回も受賞した実力がうなずけます。

読み終えて、パタッと絵本を閉じると裏表紙に現れる可愛い子うさぎのお尻もお見逃しなく。