絵本バンクの絵本棚

絵本バンクの絵本棚

声に出して読みたい絵本。

新メンバーとの顔合わせが終わり、9月のイベントに向けて、絵本選定が本格的に行われました。
選定をした6月5日には、ちょうど二十四節気でいう「芒種」にあたり、文字通り、種をまく時期という意味では、新体制となった絵本バンクの種まきにふさわしい日だったように思います。
(5月から新規募集メンバーが加わりました。)

さて、今回ご紹介する絵本は、「雨」をテーマに選んでみました。
マリア・テルリコフスカ・さく、ボフダン・ブキン・え、うちだりさこ・やくの『しずくのぼうけん』は、1969年、福音館書店から発行されてから現在に至るまで、長年愛され、信頼され、読み継がれている作品の一つです。なので、すでに出会っている方も多いかと思いますが、まだの方のために!

この作品は、私達の生活になくてはならない水が、自分の体をはって冒険の旅をして行く物語です。
一粒のしずくの旅は、ストーリーと自然科学のおもしろさをユーモアたっぷりにしかもわかりやすく伝えてくれます。
なんと言っても、うちだりさこ訳のリズムのよい言葉が、流れるようにすんなりと耳に入って来るので、とても心地良い気分になれる作品です。

9月のイベントで展示されますので、是非手にとって、声に出して読んでみてください!!