絵本バンクの絵本棚

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10月22日 絵本のたまごぱっかんわれた

ハッピーハロウィン♪

すっかり、秋の風物詩となった、ハロウィン。
どこが発祥のおまつり?なんて疑問はさておき、
あの、ちょっと不気味なかぼちゃのちょうちんをみると、ウキウキします。

セルバ店内も、ハロウィン気分満載。
あれあれ?絵本のたまごのお部屋の入り口に、こんな顔がこんにちは。


かわいいでしょ?
スタッフ渾身の作です!



作り方は意外と簡単。折り紙で風船を作り、後はお好みの顔をつけるだけ。
(あれ?かぼちゃって性別があったっけ?1個、他と違う子が…)


このかぼちゃ達は、この日来てくれた子へのお土産となりました。
今日も、お家に飾ってくれてるかな?


この日は、天気も悪く、のんびりムード。
6組の親子が来てくれました。
男の子はでんしゃの絵本、女の子はままごとで遊んでくれました。



次回の絵本のたまごは11月12日です。
もう11月!季節の流れは早いですね…。




※※※


先日、絵本好きに限らず、子ども達、昔子どもだった大人達に、
衝撃のニュースが飛び込みました。


やなせたかしさん永眠。


いわずとしれた、アンパンマンの作者。
ちびっこは、誰もが通る道、アンパンマン
うちの子が、最初に話した言葉は、ママパパならぬ、「あんぱん!」。
いつでも、どこでも、アンパンマンは、子どもたちと一緒。
この辺りは、詳しく説明しなくても、皆さんが一番に知ってますね。



しかし、やなせさんがアンパンマンに託した思いはもっと深く、
悲惨な戦争体験を通して、本当の正義とか、生きるって何だろうとか、
まんまる可愛いアンパンマンには想像できないような、
大きなメッセージを残していたようです。
アンパンマンの主題歌の歌詞に、とても表されてますね。




(チリンのすず やなせたかし フレーベル社)


アンパンマンしか知らない方には、ちょっと意外な内容。
首に鈴をつけたかわいい子羊チリンのおかあさんが、おおかみに襲われる。
かなしみに襲われたチリンは、そのおおかみの元へ…。
一言で表せば、復讐劇。
でも、誰が本当に悪いのか?悪って何だろう?と、モヤモヤとした余韻が残ります。
可愛い絵柄に見え隠れする、深くて暗い影。
最近は、キャクターグッズが独り歩きしている感さえあるアンパンマンに、
やなせさんが託したのは、こういうことなのかもと思います。


アンパンマンは、きっと、これからも、ずっと愛されていくでしょう。
やなせさんが伝えたかったことも、チリンのすずや、他の作品から、
ずっと忘れないようにしたいです。