真昼の夢・終わらない夜

吸い込まれてしまう…と感じました。
幻想的な…人を魅了する妖しい絵に心を奪われてしまいました。
「真昼の夢」「終わらない夜」という2冊の絵本は、カナダの画家・ロブ・ゴンサルヴェスが描いた、眠りと目覚めの間の時間…無限のイマジネーションの世界です。
トリックアートのような不思議な絵を眺めていると、軽い頭痛を覚えるほどに深くどっぷりと引き込まれてしまいます。
摩訶不思議な絵に添えられたセーラ・Ｌ・トムソンの詩も素晴らしく絶妙です。

夜、汽笛がひびく。
　　だれもいない廊下から。
　　声がきこえる。「さあ、のって！」
　　きっぷはいらない。
　　旅にでよう。
　　だれも知らない遠いところへ。　　（本文より）
　
さあ、果てしない夢の世界へ、一緒にトリップしましょう！

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セーラ・Ｌ・トムソン（文）
ロブ・ゴンサルヴェス（絵）
金原　瑞人（訳）
ほるぷ出版