『任意の点P』
昨年夏、せんだいメディアテークで開催された「青葉縁日3」に絵本バンクが出展した時、1Fの売店で『任意の点P』という本を見つけました。
難解なタイトル、大学教授の作品…?
あーこれは凡人には理解できない本なのだろうと思いつつ、開けてビックリ!観てビックリ!
ものすごくシンプルな点と線のつながりの形が3Dの奥行きを創り出しているのです。
教授が三十年以上あたためてきた3Dの世界観を私達の頭の中で立体像を合成させ「美」として再現させてくれる一冊。
百聞は一見にしかずです。
最近になって映画、テレビ、ゲームと3Dがとてもリアルな形で身近なものになってきました。
あるはずのない物が目の前に飛びだしてくる魔法のような仕組みを幼い子供達はどう受け止めるだろうか?
立体的に紙を工作した飛び出す絵本に実際に手で触れて動かしてみたり、大人に読み聞かせしてもらうことで空想や夢の世界を想像したりする感覚を十分に養ってから3Dの世界もあるのだと知って、上手に付き合ってほしいなと思います。
読み聞かせや大人の役割って本当に大切だなって改めて思います。