絵本バンクの絵本棚

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4月9日㈫ 絵本のたまごぱっかんわれた より

                                               紹介者 空
春休みが終わり、新学期が始まり、入学式の所が多そうだから来場者は少ないかな?なんてのんびり準備していたら、
小さなお客様が次々とたまご部屋のドア越しに中を覗き込む。
声をかけるとママの手をグイグイ引っ張って入ってくる子もいれば、病院のドアと勘違いして泣き出す子もいる。
たまご活動一年経ったけれど、まだ「自由に入っていいんですか♡」っていう声が多い。


それでも時間が経つに連れ、たまご部屋は活気づき、早く帰りたい子、遊び足りない子で大賑わい。
そんな光景を見ると、フランスの絵本作家ニコル・ランベール「三つ子ちゃん」を思い出す。


三つ子が次々と巻き起こすやりたい放題のイタズラの数々。でもそれにはちゃんと理由があってウィットに富んでいる。
三つ子達のママは、どんな状況であれ常にエレガントで美しく愛情いっぱいで子供達を受け止める。

憧れのセレブな美しい三つ子のママ。自分の子育て真っ最中の頃とのギャップ!
でも子供のするイタズラも親の愛情も世界共通!今は大変だけど時が経つとあの
頃の賑やかさが懐かしいと、きっと誰もが思うんだろうな....たぶん。
「三つ子ちゃん(1)(2)(3)」中央公論社